稲荷と神の縁結び
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翌日。
一番上の甥っ子に「お腹空いた」と叩き起こされる。夜中ずっと泣きわめいていたのに、どこからそんな体力が湧き出てくるのか。時計を見るとまだ八時にもなっていない時間。
「お母さんは?」と聞くと「お客さん来てる」とのことで、どうやら圭ちゃんも夕湖ちゃんも来客の対応をしているらしい。朝早くから大変だ。
仕方ないので朝食を作ろうと、台所に行ってテレビをつけると……ナイスタイミングと言わんばかりに、うちの様子が中継されている。
インタビューに答えるお父さんの姿も。
(これは……当分落ち着かないな…………)
こっそりと窓を開けると‐やっぱり焼け焦げた鳥居が見える。ポツポツと、カメラを構えるマスコミの姿も見えた。
しばらくは、この騒動は続きそうだ。
「こはるちゃん?起きてた?」
ちょうど玉子焼きを作ってる最中、夕湖ちゃんが台所にきた。
空の湯呑みを持っているので、お客さんは帰ったらしい。
翌日。
一番上の甥っ子に「お腹空いた」と叩き起こされる。夜中ずっと泣きわめいていたのに、どこからそんな体力が湧き出てくるのか。時計を見るとまだ八時にもなっていない時間。
「お母さんは?」と聞くと「お客さん来てる」とのことで、どうやら圭ちゃんも夕湖ちゃんも来客の対応をしているらしい。朝早くから大変だ。
仕方ないので朝食を作ろうと、台所に行ってテレビをつけると……ナイスタイミングと言わんばかりに、うちの様子が中継されている。
インタビューに答えるお父さんの姿も。
(これは……当分落ち着かないな…………)
こっそりと窓を開けると‐やっぱり焼け焦げた鳥居が見える。ポツポツと、カメラを構えるマスコミの姿も見えた。
しばらくは、この騒動は続きそうだ。
「こはるちゃん?起きてた?」
ちょうど玉子焼きを作ってる最中、夕湖ちゃんが台所にきた。
空の湯呑みを持っているので、お客さんは帰ったらしい。