稲荷と神の縁結び
「じゃぁ今月の予算達成したら、また連れてきてきてください!有沢さんと集りますから!」
そう言うと、清貴さんはひきつった顔になる。
いや、今月確かに売り上げは落ちているが…まだ十分巻き返せるのでは……?
まさかここで巻き返しても、埋まらないぐらいの隠れた赤字があって……
「こはる、あのな。お前にだけは言っておく」
まさか……これは……ビンゴか?
倒産フラグなのか?
唾をゴクリと飲み込み、身構える。
だが清貴さんから出た言葉は‐以外なものだった。
「このままだとフォト事業部、『彩馨』側になる可能性が高い」
「………はい?」
ちょっと…意味がわからない。
「フォト事業ってレンタルの一貫で行ってますよね?何で販売の彩馨が……」
「撮影で着た着物とか小物、買い取りになる場合あるだろ?」
「むしろレンタルより買い取りの方が利益が出るから、それを推して……」
「それは『販売』だから、彩馨側の利益にならないとおかしいっていうのが彩馨の主張。
ここ最近撮影からの販売の伸び率が良いから、いっそ販売メインに切り替えを目論まれてるわけ」
「………なるほど」
そう言うと、清貴さんはひきつった顔になる。
いや、今月確かに売り上げは落ちているが…まだ十分巻き返せるのでは……?
まさかここで巻き返しても、埋まらないぐらいの隠れた赤字があって……
「こはる、あのな。お前にだけは言っておく」
まさか……これは……ビンゴか?
倒産フラグなのか?
唾をゴクリと飲み込み、身構える。
だが清貴さんから出た言葉は‐以外なものだった。
「このままだとフォト事業部、『彩馨』側になる可能性が高い」
「………はい?」
ちょっと…意味がわからない。
「フォト事業ってレンタルの一貫で行ってますよね?何で販売の彩馨が……」
「撮影で着た着物とか小物、買い取りになる場合あるだろ?」
「むしろレンタルより買い取りの方が利益が出るから、それを推して……」
「それは『販売』だから、彩馨側の利益にならないとおかしいっていうのが彩馨の主張。
ここ最近撮影からの販売の伸び率が良いから、いっそ販売メインに切り替えを目論まれてるわけ」
「………なるほど」