呪桜 キミ思フ
菊月さんはそのままスーッと消えうせた。


そのとき、ふとあたしは疑問になり、駿のいる部屋へ向かった。

「駿! 駿に質問があるんだけど……」
「どうしたんですか?」
「菊月さんのことで……」
「菊月がどうしたんですか」
「生まれ変わるって言っていたの。
 菊月さんはこの世のものじゃなかったってことなの?
 菊月さんって何者なの?」

駿はそれを聞くと戸惑いながら、口を開いた
< 18 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop