呪桜 キミ思フ
あたしの無声の叫びは、駿に届いていた。

「お父さん、存在意義を守るために僕は、桜華さんを護りに行きます」

そういうと同時に、駿は走りだした。

「なんで、見つからないんだ」

そういって、駿が取り出したのは、桜の飾りのついた髪飾りだった。

「お願いです、桜華さんの居場所を教えてください」

そういった後、駿は呪文のようなものを唱えた。
すると、髪飾りは見えない光で輝きだした。
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