たとえ君が消えたとしても
ほとんどの目が、非難や蔑みの目。


それを無視して、教室に向かう。


入った瞬間、にぎやかだった教室が急に静かになる。


そして、ヒソヒソ話が始まる。


男子はチラチラこっちを見ていて、女子ははっきり睨みつけている。


私は、気にしないように歩き、机にカバンを置いた。


その机も、傷だらけ落書きだらけだ。
< 3 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop