雨の日の夜、決して交わることない私たちは出会ってしまった



カーテン越しから入る朝の日差し



「んんん、眩しい」




え、てか今何時??



壁にかかっている時計を見てみると



時計の針は7時8分を指していた



え、嘘。どんだけ寝てたのよ私。



とりあえず支度して学校に行かないと。



まぁ、遅刻しても怒られないけどね。



なんせ家から近いってだけで選んだとてつもなく偏差値の低い学校に通ってるから。



そのかわり校則は緩くて結構いい。



ちなみに、凌駕も、同じ学校だけどあの人はほとんど学校には来ていない。





地元のヤンキーグループに所属していていつもそこで寝泊まりしてるから。



薄い青のワイシャツを第1ボタンだけ開けて着てグレーのチェックの膝上のスカートを履いて、緩めに締めたネクタイを付ける。



制服のデザインが可愛いのも割と気にってる。



ただ、6月だけど手足に凌駕に殴られた打撲がたくさんあるから見られないように、タイツを履いて、ワイシャツから透けないように白のカーディガン着てるのは暑い。



もともと天パ気味のカールのかかったフワフワの髪の毛はくしで梳かしておしまい!



スクバを持ってローファー履いてレッツゴー!



歩いて5分で着く範囲にあるのは本当に便利!





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