雨の日の夜、決して交わることない私たちは出会ってしまった




学校に着いて教室に入るとサラサラストレートの美人な雨宮 華恋(あまみや かれん)が駆け寄って来た。



「おはよ!美愛、今日はちゃんと来たんだね!笑」



見た目のクールな感じとは違って結構サバサバしてる華恋。



実は華恋とは中学からの付き合いだから、私の家族のことは知っている。



ただ、凌駕のことは教えてないけど。




「うん、流石にね!2日続けてサボらないよー!笑」



「ったく、連絡くらいしなさいよー!
あんたにメッセージ送っても返信来ないし!」



急いでスマホを開いてみてみると華恋からのメッセージが大量に届いてた。



「ごめーん!気づかなかった!」



「だと思ったよ。てかさ、美愛さ長袖にタイツっていい加減暑くないの??見てるこっちが汗かきそうだよ笑」



いや、暑いよ。



着てる私が1番暑いよ。



「日焼けしたくないの!私すぐ焼けるんだもん」



「ふーーん。」



もう、興味ないなら聞かないでよ!笑



授業開始のチャイムが鳴ったので席に座って授業を受けた。




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