雨の日の夜、決して交わることない私たちは出会ってしまった
「俺、超タイプなんだけど!!
なぁ、名前は?俺、三木元 圭太(みきもと けいた)ミッキーって呼んでくれ!」
え、待って
180センチはあるでろうガタイの良さに、スキンヘッドの眉無しの癖にあだ名がミッキーなの?
え、某有名キャラとは似ても似つかないのにミッキーなの?
なんなら、非対称的ポジションにいるでしょ
とりあえず挨拶しとかないとだよね?!
「う、うん、ミッキーね!
私、如月 美愛です。よろしくね?」
「美愛か!名前まで超可愛い!!
まじ、タイプ!!てか、付き合おう!」
“付き合おう”って。
初対面だよ?私達
怖い怖い怖い。
「おい、ミッキー!その子怯えてるぜ。しかもお前じゃレベル違いだぞ。お前とこの子じゃ、美女と野獣だ。しかも、蓮さんの女だぞ!」
あっ、さっきの赤髪くんだ。
てか、蓮君の彼女じゃないよ
「うるさいぞ!悠理
最近の女の子はな母性愛で男を好きなることもあるんだぞ!だから、蓮さんみたいな完璧な男より、ちょっと危なかしい俺に好意を持つかもだろ?」
ミッキーごめんね。それは絶対にないよ。