キライが好きに変わったら、恋のリボン結んでね。
宙斗くんの声と、ドーンッというけたたましい音が同時に響く。私たちは顔を見合わせて笑うと、そっと唇を重ねた。
閉じた視界の中に、うっすらと点滅する光を感じる。 今は真っ暗な空に、赤や緑といった鮮やかな花が咲いていることだろう。
花火を見に来たのに、今はきみのことしか見えない。ただ、きみを感じていたいと思う。
ちなみに、きみが言おうとした言葉の続きだけれど……。私には宙斗くんの言おうとしたことがわかるよ。だって、私も同じ気持ちだから。
打ちあがる花火に照らされながら、触れ合う唇が離れたら。私はきみの代わりに、未来を約束する言葉を紡ごう。
――宙斗くん、これから先もずっと一緒にいようね。
END.
閉じた視界の中に、うっすらと点滅する光を感じる。 今は真っ暗な空に、赤や緑といった鮮やかな花が咲いていることだろう。
花火を見に来たのに、今はきみのことしか見えない。ただ、きみを感じていたいと思う。
ちなみに、きみが言おうとした言葉の続きだけれど……。私には宙斗くんの言おうとしたことがわかるよ。だって、私も同じ気持ちだから。
打ちあがる花火に照らされながら、触れ合う唇が離れたら。私はきみの代わりに、未来を約束する言葉を紡ごう。
――宙斗くん、これから先もずっと一緒にいようね。
END.