星の降る世界


From:遥
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もし来るなら、
流れ星に何も願うなよ。

俺は智尋がいなくなるの
嫌だから。

きっと、みんなもそう思
ってるから。

それだけ伝えとく。
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このメールを見た瞬間、




私の目から涙がポロポロ流れてきた。




拭っても…止まらない涙。




「な…んで?」




遥は…なんで私がいなくなること知ってたの…。




こうなるってわかってて来るなって言ったの?




遥は私を嫌ってるんじゃなかったの?




私はなんでこのメールを早く見なかったのかな…。




もう手遅れなのはわかってる。




でも、それでも私は止まっている星に願うよ。



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