星の降る世界
そんなことを言っていたら、遥達が私たちのところにきた。
「あ、遥君!来週みんなで流星群見に行かない?」
遥は一度私を見てから、瑠璃に…
「うん。行こう、みんなで」
…そう言った。
「やった!じゃあ時間とかは後で連絡するから!」
「うん、よろしく」
それだけ言って遥達は教室から出ていった。
たぶん、遥は…遥も瑠璃のことが好き。
「智尋、流星群楽しみだね!」
瑠璃は笑って言った。
私は何故かチクリと痛む胸に手を当てながら
「そうだね」
笑顔でそう言った。