*SOUZI*
「永倉、藤堂!しっかりな!また来る!」

土方が京へ戻った




斎藤が土方のところへ

「沖田さん、恋仲が出来たらしいんです」

「斎藤、それ嘘だ」


しばらく沈黙



山崎がシュタッと、天井から参加


「それが、嘘にしては、親密やねん!」

斎藤が頷く

「相手を見たのか?」

2人が頷く

ならばと、逢い引きしているという壬生寺へ

「っっ!!!」

土方が驚く


「土方さん、お帰りなさい
こちらは、りつさんです」

「りつです」


沖田を見るとへへっと笑い合っていた


似ていた

沖田の事を想い死のうとした娘に


今更、罪の意識か?

土方には、どうしても信じられなかった







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