*SOUZI*
光は、一礼し退室した


「慎太郎 お前なら、御子じゃなくてもそばにいただろ
徳川の隠密やめたのに、何で知りたい?」


お前にも、悪い欲があるのか?
沖田の目が慎太郎に問う


「ずっと、信じてたから…」


力なく吐き出された言葉は
目標を失った
助けてくれと言っているようだった


「じゃあ、これからも信じてろよ
御子じゃないから、お前らの関係が終わるなんて、おかしい
元々、なんの確証もないのに信じてたんだろ!いいじゃねぇか、信じてろよ!」

「総司 信じてていいかな」

「おう!信じてろ!
誰かに迷惑かかることじゃねぇ!」

「信じる!!」


なんと単純な…

幹部らが見守る


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