*SOUZI*
光が亡くなり、皆が沖田の様子を気に掛けたが、沖田が泣いたのも
落ち込んだのも
葬式が終わるまでだった




前と変わらず、稽古や巡察
憔悴しきりの慎太郎にも普通に接した


新選組が幕臣に取り立てられ


病が人に知れることなく
日々を過ごす




慎太郎が元気になり
暑い夏が終わる頃



屯所が不動堂村に移った





慎太郎と同室なのは、変わりなく
部屋は、土方の隣になった



「総司!紅葉狩りだ!飲もうぜ!!!」

「そうですね」



沖田の敬語が復活した



宴が始まり、少しすると

「土方さん、先に戻りますね」


沖田が1人屯所に帰った



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