*SOUZI*
体調が悪いわけではなかったが
布団に入り、天井を見る


目を閉じると








『沖田さん』

光の微笑む顔が浮かぶ













会いてぇよ








瞬きをして
もう一度、目を閉じる


『沖田さん』


光…


『はい』


元気そうじゃねぇか…

『ふふっ兄上に会えたので!』


そっか… 良かったな


『沖田さん!お願いがあるの!』


…面倒なことじゃねぇだろうな


『少し面倒です!
私の湯呑み使って下さい!』


は? 湯呑み?


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