*SOUZI*
『沖田さんがくれたアノ湯呑みです』


お前、荷物なかっただろ…
何処にあるんだ?


「総司!総司!しっかりしろ!!!」

「は?」


沖田が目を開けると
沖田のまわりには幹部と涙目の慎太郎


「朝寝坊どころか、揺さぶっても起きないって、慎太郎が騒いだ」


土方が言う



なるほどと納得しながら、ムクリと起きる

「肝心なとこで起こしやがって…」


半年ぶりほどの沖田の口の悪さに
皆が涙目になる


「総司!」


近藤がたまらず抱きつく


「なんだよ!!」


幹部を見回して、今まで心配掛けないようにしていたのに、逆に心配を掛けていたのだと気がついた


「夢をみたんだ」






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