*SOUZI*
夢の話をした

慎太郎が「あー!アノ湯呑み!」


と、発したことで皆の視線が集まる


「あ、すまん!俺はしらぬ!」


知らないなら、大声で言うなと土方が睨む


「容保様に預けてるとか?」

永倉が言う

「それはない」

慎太郎が即否定

「なんでだ?」

「え?さあ?ないだろうと思って」

慎太郎が再び睨まれる



沖田が慎太郎の肩に手を置く



「光なら、どこに隠すと思う?」


光は、いつも身辺を綺麗にしていた
今回も荷物はなかった



「そうだな… 面倒なところ…かな」

「面倒って言ってた!」

慎太郎が頬をひくつかせた

「あの馬鹿…」





< 135 / 138 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop