*SOUZI*
「どこ!?」


慎太郎は、沖田に目を合わせ


「御所だ」

「は?」

「安全だろ」



沈黙





「あ!大丈夫!俺、知り合いいる!」

じゃあなぜ面倒なのかと
皆が睨む


「その人… 怖い…」


慎太郎にも怖い人がいたのか…


翌日



沖田と慎太郎が御所へ



すんなりと中に通され

待っていると

木箱を持った女が部屋へ


「姉上!お久しぶりです!」

「遅い!!!
光が亡くなったと聞いて、この荷物をいつ取りに来るかと、ずっと待っていたのに!
あなたは、今まで何を考えていたの!!」

「すっすみません!!!」


すっかり萎縮する慎太郎に微笑む


「沖田総司と申します
光に頼まれ、荷物を引き取りに参りました」




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