*SOUZI*
その日
夕餉の際に慎太郎を見れば
その横顔が光と重なった
すぐに目をそらした
光が守ってきた宝なのだ
誰にも言うものか
どんな拷問を受けても
たとえ、臨終の間際でも…
光が自分に打ち明けてくれた
自分だけに伝えた秘密
夜
月明かりの下で
皆で月見だと酒を飲む
ふと、沖田が庭に降りた
「どうした?」
「ははっ 光、酒弱かったなって!」
沖田総司に笑顔が戻った
これから、進行するであろう病
新選組の行く末
どうなろうと、自分もここにいよう
そう決意し、左手で刀に触れた
『私は、ここにいます!』
光の声が聞こえ、皆に笑顔を見せた
おしまい
夕餉の際に慎太郎を見れば
その横顔が光と重なった
すぐに目をそらした
光が守ってきた宝なのだ
誰にも言うものか
どんな拷問を受けても
たとえ、臨終の間際でも…
光が自分に打ち明けてくれた
自分だけに伝えた秘密
夜
月明かりの下で
皆で月見だと酒を飲む
ふと、沖田が庭に降りた
「どうした?」
「ははっ 光、酒弱かったなって!」
沖田総司に笑顔が戻った
これから、進行するであろう病
新選組の行く末
どうなろうと、自分もここにいよう
そう決意し、左手で刀に触れた
『私は、ここにいます!』
光の声が聞こえ、皆に笑顔を見せた
おしまい