*SOUZI*
数日後

容保から、見合いの断りがあったことが新選組に知らされた

その翌日

「こんにちは!」

光が新選組に遊びに来た

「残念でしたね」

伊東が声をかける

「うーん、やはり!という感じなので!」

光自身、気づいたのだ
新選組といると自然に笑えるのだと

「光さん、ここで女中してらしたのでしょ?」

「ええ お世話になりました」

「将軍の側近が女中だなんて、凄いことですね」

「あのときは、言ってなかったから
皆さん、私を心配して下さったの!」

「そう」


伊東の目が自分を探っている目だと察した


「土方さん」


話題を変えた


「集まった隊士を迎えに江戸に行くんでしょ?
その時、私も一緒に良いですか?
そろそろ帰らないと!家茂様、心配するので」






「おう、出立は、5日後だ」








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