*SOUZI*
「今日、近藤さんに聞いてみた
湯飲みと刀を貰ったとき…
俺達、光の実父兄に会ってるから
俺とそんなに似てなかったと思って」


「雰囲気って事だろ」


「雰囲気なら、ますます似てねぇよ
ずっと下向いてて、黙ってて
急に、刀くれた」


「お前、話もせずよく受け取ったな…」


「そういう意味では、あの子とも
さっして話もしてない
不思議だよな…
2人して俺に刀くれるんだから」

「父親は?」

「よく喋る人だったなぁ
雰囲気は、そういえば近藤さんみたいな
あったかい人だったなぁ」

「総司… そういえば
その兄貴から貰った刀、どこ行った?」


刃だけ入れ替えられていた物を
別れの時に元に戻された
光の兄から貰った、試作品の行方が
言われてみればわからない


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