*SOUZI*
沖田と塚崎がジロジロと互いを見る
「あの…」
耐えかねて声を掛けた土方に
「やぁ、すまん
俺は、てっきり光の想い人が土方だと思ってたから…
なんて言うか…」
「なんです?」
沖田が詰め寄る
「光の兄貴に似てるから…」
2人が顔を見合わせる
「慎太郎!!誰!?」
「土方と沖田だ」
「呼び捨てにしないで!
〝さん〟をつけないさい!!」
扉越しに光が抗議をしてくる
「るせぇな!まだ着替え終わらねえのか?
早くしろ!暇じゃねぇんだよ!!」
土方が沖田に耳打ちする
「幼なじみらしい
塚崎さんは、いつもこんな感じじゃねぇんだが…」
「ふぅーん」
塚崎が振り返る
「その刀、光のだよな」
「はい」
「刀を人にやるというのは、武士ならば
魂をやるに等しいことだと思わないか?」
「はい」
「なら、自分の刀を持て
光に刀を返せよな」
「……」
「なんで土方じゃないんだ
沖田、お前が相手なら話が違う
俺は…光が辛いときにそばにいて
光を元気にしてくれる土方がいい」
「塚崎さん、光が想ってんの総司だから」
「あの…」
耐えかねて声を掛けた土方に
「やぁ、すまん
俺は、てっきり光の想い人が土方だと思ってたから…
なんて言うか…」
「なんです?」
沖田が詰め寄る
「光の兄貴に似てるから…」
2人が顔を見合わせる
「慎太郎!!誰!?」
「土方と沖田だ」
「呼び捨てにしないで!
〝さん〟をつけないさい!!」
扉越しに光が抗議をしてくる
「るせぇな!まだ着替え終わらねえのか?
早くしろ!暇じゃねぇんだよ!!」
土方が沖田に耳打ちする
「幼なじみらしい
塚崎さんは、いつもこんな感じじゃねぇんだが…」
「ふぅーん」
塚崎が振り返る
「その刀、光のだよな」
「はい」
「刀を人にやるというのは、武士ならば
魂をやるに等しいことだと思わないか?」
「はい」
「なら、自分の刀を持て
光に刀を返せよな」
「……」
「なんで土方じゃないんだ
沖田、お前が相手なら話が違う
俺は…光が辛いときにそばにいて
光を元気にしてくれる土方がいい」
「塚崎さん、光が想ってんの総司だから」