*SOUZI*
「結婚… するんでしょ」

沖田がしばらく考えた

誤解を解かなかったからか?
納得した

「光、この際だからハッキリ言う!
俺はりつと恋仲じゃない!
口づけされてるとこ見られたけど
結婚しようなんて考えたこともねぇよ!」

「???結婚前に…って、来たのは?」

「あぁ!すんだろ?容保様と!」

「え…しない…」



微妙な空気が流れ

沖田がゴロンと床に横になった


「新選組、皆で誤解してんだけど…」

光の鼻をつまむ

「しゅみましぇん」

手を離し微笑む

「家茂様って、どんな人だった?」

「私の… 初恋」

「ふぅーん、上手くいってたら
俺ら出会ってないな」

「体が弱くて、よく寝込んでて
次期将軍なのに、世話をする人へ感謝をしてた
威張らなくて、優しくて
誰よりも、私の幸せを願ってくれてた」





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