綾の秘密の夏休み
「小説書けたら読ませてよ。俺綾の小説読むの楽しみにしてんの」


リョウはそう言うと、「じゃあね」と言って石段を駆け下りていった。


リョウの白い背中が見えなくなった時、綾はリョウに小説の話をしていないことに気が付いた。
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