Top secret
「ノクスちゃんってもしかして李朝鮮王朝の人?」
「そうよー。私、王の女なの。あはは!」
「王の女??すごいじゃーん!なんて名前の王様?俺知ってるかも。」
「燕山君(ヨンサングン)」
「(全然知らない...)へぇー、すごーい!やっぱりそうなんだ!」
「うふふ!私ね、元々は斉安大君(チェアンデグン)の奴婢で、一緒に働いてた奴婢と結婚してこどももいたの。」
「奴婢?」
「奴隷のことよ。」
「奴隷!?どうみても女王様じゃん!!」
「やだぁー。女王様とかってエロい!うふふ!ねえねえお酒も来たことだし、乾杯しよ!乾杯!」
「え?話聞くのに夢中になっちゃって全然気づかなかった!」
「もう、おっちょこちょい!かわいいー!!カイルのおっちょこちょいに、カンパーイ!」
「はははっ!超ウケる!でも奴婢からどうやって王様と出会ったの?」
「斉安大君の家に燕山君がよく出入りしてたのもあるし、夫とこども捨てて妓生(キーセン)になって有名になったってゆうのもあるの。」
「妓生?」
「日本の芸妓と遊女の中間くらいのお仕事。歌とかダンスとか楽しくて楽しくて!燕山君は女とか宴会大好きだし、私のこと大好きなの!どんなに不機嫌でも私の顔みたら即スマイル!奴婢初の王妃になれたかもしれないのー!でも側室と言う名の正室だから!あははっ!」
「あー!それ知ってるー!」
「やっぱりー?私ってすごーい!」
「すごーい!すごいね。愛されてるね!」
「そうなの!30ぐらいで入宮したけど外見は16歳!美魔女なのー!」
「えー!?すっごーい!本物の美魔女はじめてみた!じゃあもしかして王様年下?」
「年下よ。うふふ!」
「やっぱりー!美魔女って年下なんで好きなの?おしえてー!」
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