Top secret
「私は日啓てゆう僧侶の娘で、中野清茂の養女なの。」
「へー。」
「中野家にご奉公にあがったんだけど、私があまりにも美しくて上様に差し出すために養女にしたのよ。」
「すっごーい!さすが美代ちゃん!初めてお会いした時からお美しいと思ってました。」
「ありがとう。それでね、上様に気に入られて側室になって、姫を3人生んだわ。」
「すっごーい!勝ち組じゃん!おめでとー!」
「ありがとー!私は、上様に一番愛されてた側室なのー!」
「やっぱり!おもいっきしそんな感じするよー。」
「上様は私の言うことなんでもきいてくれて、感応寺ってゆうお寺つくってもらって、そこの住職に日啓がなったのー!」
「すっごーい!親孝行!!」
「超儲かったの!」
「なんで?おしえてー!」
「日潤ってゆう元歌舞伎役者のイケメン坊主が、参拝客の女を抱きまくって大儲けよ。日潤目当てに女は通ったの。ふふふっ!」
「エロ坊主ってほんとにいるんだ!そんなことしたら捕まっちゃうよー。」
「捕まった。」
「やっぱりー!悪いことしちゃダメだよ!」
「別にいいでしょ!」
「ダメだよー!ほかにも悪いことしてるんじゃない?」
「上様の遺言書偽造したこと?」
「え!?偽造!?」
「私の娘の溶姫が生んだ前田慶寧を12代将軍にするって書いたの。御台様にバレたし!!」
「そりゃバレるよ!結局12代将軍は誰がなったの?」
「家慶。」
「全然知らない!」
「でしょ?マイナーだもん!」
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