Top secret

「なんとか家光様は将軍になることができたのですが。」
「え！？」
「何？何？」
「御正室の鷹司孝子様との不仲にくわえ、家光様の女嫌いで男好きなことで悩まされました。」
「春日ちゃん江ちゃんと激しく戦いすぎるからだよ！女嫌いにもなるよ！」
「タカリンとも激しく戦ったんじゃないの？」
「全然。西の丸に追い出したくらいよ。悪い？」
「悪いよー！」
「嫁いびりだよ！」
「知るか！家光様はお気に入りの小姓とうつけておりました。美しいおなごを男装させて家光様に差し出したんですがバレてしまいました。」
「なんでもがんばるね。」
「えらいね。」
「家光様にお世継ぎができなければ安心して死ねないので。家光様の女嫌いを直すため私は大奥を作りました。」
「え！？大奥って春日ちゃんが作ったの！？すごーい！！」
「女がたくさんいれば1人ぐらい気にいる子いるかもしれないから？すごーい！」
春日様はうれしそうに頷きました。
「無事に家光様にはお楽の方様との間に4代将軍家綱様、お玉の方様との間には５代将軍綱吉様がお生まれになり、ほかの御側室の方との間にも何人か生まれました。」
「すっごーい！」
「春日ちゃんって、できるお姉様って感じ！」
「ありがとう。これから家光様と一緒にお食事いかが？」
「行きたい！」
「行く行く！」
「じゃあ行きましょう。」