愛しのメガネちゃん



チラッと勝矢に目をやり、次にめぐみを見る。



すーはー…



ダッシュ!!



「ゴメンめぐみ!!それは俺の口から言えねーや。てか、場所ありがとうな!!」



「な"っ!?」



教室からどんどん離れていく俺に、間の抜けた声と共に手を伸ばす。



だけど、それより先には進めない。



さりげなく勝矢が壁になってくれているから。本当にありがとうな勝矢もっ!!



俺は前に向きなおり、屋上に向かって足を必死で動かした。



お願い、まだ屋上に居てくれ



美香子っ



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