愛しのメガネちゃん



ドキンッ



なんだか久しぶりに見た美香子の笑顔。久しぶりというより、初めてみた笑顔かもしれない。



だから…なんだか嬉しくなった。俺の心の中も晴れたみたいだ。



「美香子さん、言いたいことが3つほどあるんですが聞いて戴けますか?」



頭の上に『?』を浮かべた美香子がゆっくりと頷く。


「まず一つ目。授業中は変な質問で美香子を傷付けて本当にゴメン!!あの時本当に自分のことしか考えてなかった…まだ友達やってくれますか?」



「あったりまえだよ!!こんないい人、友達じゃないわけないじゃん。悠太くんが嫌って言っても友達辞めないよ」



二イッと悪戯っぽく笑った美香子に、嬉しさ三分の一安心三分の一切なさ三分の一。



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