愛しのメガネちゃん
七年越しの想い
《もしもし?もう着いたよ》
「マジで!?早くない?」
早すぎるだろ…俺はまだ家の近くのコンビニの前。まだ最寄りの駅にも着いていない。
《うん早いよ(笑)悠太は遅いけどね》
電話の向こうでクスクスと笑う彼女はいつもより更に機嫌がいい。何か良いことでもあったのだろうか?
「じゃぁ電車よりタクシーが早いよな?」
今日はおもいっきり酒を飲むつもりだから、車は家だし…
《大丈夫。待ってみるのもいいのかも》
「そう?じゃぁ、急いで行く…っても電車だから時間は変わらないけど…」
《急がなくていい、ゆっくりでいいよ。だから気おつけてね?》
「おぅ?じゃあまた後で!!」
《うん、待ってる》