愛しのメガネちゃん



でも、モテるヤツにはモテるヤツなりの弱みってもんも握っているわけで…



「せりか、美季、恵美、リオナ、麻紀子、遥奈、実里、椿、心愛、千南。」



さっきまで、強気だった勝矢が固まっていた。ニヤリ…



「めぐみに言う!!今も繋がってたのは確か…カスミちゃんと叶枝ちゃんだったよな!!」



「ちょつ、待てって待てよ?なんでそんなこと知ってんの?」



へっへー♪誰がそんなこと教えるかっつーの。そんなの教えるバカいねぇよ。



「…わかったよ。めぐみに美香子のこと言えば良いんだろ?面倒くせぇ」



「違うし、次の時間サボって!!」



「は?」



ふふふー俺には考えがあーる。次の授業はお爺ちゃん先生だ♪



「勝矢の席に座らして♪」


「嫌だっつの」



「あーっ!!めっぐみー♪」


勝矢の腕を放し、教室に入ろうとしていた勝矢の彼女の元に軽い足取りで近づく。



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