東大寺 瑠璃子
暁子様は将軍・葵川逸斎(あおいかわいつなり)様の御正室の秀姫(しゅうひめ)様からのお手紙を読んでいました。
暁子様は幼い頃から秀姫様の侍女をしていて、その頃の暁子様の名は暁(あき)でした。
秀姫様が逸斎様に嫁いだ後もお仕えしていましたが、相次ぐお世継ぎの死で逸斎様が次期将軍に決まり、薩摩藩主の姫の秀姫様は将軍の妻としてふさわしい身分をつけるよう老中に迫られ、公家の近司家の養女になりお名前は近司秀子(このつかさしゅうこ)様になりましたが、御台様(みだいさま)と呼ばれる以外は秀姫様と呼ばれることが多いです。
秀姫様が近司家の養女になった縁で暁子様は東大寺家へ嫁ぐことが決まりました。
お手紙の内容は、
寵愛を独り占めしている腹黒い御側室のお美偉(みい)の方に困っていて助けてほしい。
私の味方になってくれてお美偉の方から寵愛を奪える女がほしい。
という内容でした。
「瑠璃子なら寵愛を奪えるかもしれない。」
暁子様は瑠璃子姫に話す事にしました。
暁子様は幼い頃から秀姫様の侍女をしていて、その頃の暁子様の名は暁(あき)でした。
秀姫様が逸斎様に嫁いだ後もお仕えしていましたが、相次ぐお世継ぎの死で逸斎様が次期将軍に決まり、薩摩藩主の姫の秀姫様は将軍の妻としてふさわしい身分をつけるよう老中に迫られ、公家の近司家の養女になりお名前は近司秀子(このつかさしゅうこ)様になりましたが、御台様(みだいさま)と呼ばれる以外は秀姫様と呼ばれることが多いです。
秀姫様が近司家の養女になった縁で暁子様は東大寺家へ嫁ぐことが決まりました。
お手紙の内容は、
寵愛を独り占めしている腹黒い御側室のお美偉(みい)の方に困っていて助けてほしい。
私の味方になってくれてお美偉の方から寵愛を奪える女がほしい。
という内容でした。
「瑠璃子なら寵愛を奪えるかもしれない。」
暁子様は瑠璃子姫に話す事にしました。