東大寺 瑠璃子
柳田の秘密
「どう考えても百合関係・・・!」
「あの生意気で融通がきかない御台様をいともかんたんに手玉に取るような女子(おなご)。お気をつけくださいませ。」
お美偉の方様は頷き
「あの薬は鬼姫の御膳にいれておるか?」
「もちろんでございます。お瑠璃様と御台様に。」
「さすが柳田。私の気持ちをよくわかっておる。上様を誰よりもお慕いしていて、お手つきにもなったのになぜ大奥総取締の方を選んだ?」
「私は子を産めぬ身体です。身籠り育てあげられなければこの大奥では生きてゆくことなどできませぬ。」
「そうじゃな。今宵は必ず上様を私のもとに連れてきてほしい。」
「御意。どんな手を使ってでもお連れいたします。」
「あの生意気で融通がきかない御台様をいともかんたんに手玉に取るような女子(おなご)。お気をつけくださいませ。」
お美偉の方様は頷き
「あの薬は鬼姫の御膳にいれておるか?」
「もちろんでございます。お瑠璃様と御台様に。」
「さすが柳田。私の気持ちをよくわかっておる。上様を誰よりもお慕いしていて、お手つきにもなったのになぜ大奥総取締の方を選んだ?」
「私は子を産めぬ身体です。身籠り育てあげられなければこの大奥では生きてゆくことなどできませぬ。」
「そうじゃな。今宵は必ず上様を私のもとに連れてきてほしい。」
「御意。どんな手を使ってでもお連れいたします。」