先生。
先生に手を引かれ、立つ事が出来た。



「こんな顔真っ青で…
フラフラじゃん…」



ゆっくりと私の肩を掴みながら歩いて



くれる先生。



「アレなんです…」



「アレ?あー…しんどいらしいなぁ…」



なんとなく先生には嘘をつかない方が良い



と思い正直に言うとそう言われた。



「え?」



なんで先生が分かるの…?



「あ、妹がな。重いほうでさ…」



「妹さん…いるんですか?」



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