先生。
思ってたらお腹がキューッと痛くなった。



布団の中で自分のお腹を抱え込むように



丸くなる。



「どうした?何かあったか〜?」



先生は私がまさか痛がっているとも知らず



さっきみたいに話しかける。



「ハァッ…イッ…」



私は返事なんて出来なかった。



「え、大丈夫?痛む?
ちょっとごめん。入るよ」



カーテンが開いて心配する先生の顔と



一瞬目が合った。



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