先生。
「ほら、ここ座って」



ポンポンと、自分が座っている横を



叩いてこっちを見る先生。



そんな事されたら…



当たり前のように体が勝手に座っていた。



「ほら、冷やしな…。」



そう言って自分の鞄からハンカチを取り出して



氷と一緒に私に渡す。



「…イタ…ッ」



頰に当てると、鈍い痛みが走る。



「ちょっと…そうやったら痛いに
決まってるじゃん。俺がやるわ」



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