諦めと渇き
そんな、子供だった頃。
今もまだ子供ではあるが、大人でもある。
大人の仲間入りをするために、
色んなものを捨てなくてはならない。
交換するのはシールではなく、お金。
黒く光った靴に白い靴下。
裸足で感じた地球は、
靴と靴下とアスファルトを通して感じる。
砂場で水遊びをして母を困らせる事はもうない。
思い出を残したまま、
子供から大人へ、
シールからお金へ。
大きいシールは一万円、
ぷっくりしたシールは五千円、
匂いのするシールは千円、
その他五百円。
小学生の夢と希望の詰まったそれには、
付加価値がついてくる。
誰かがどこかでみて、勝手につけてくる。
今もまだ子供ではあるが、大人でもある。
大人の仲間入りをするために、
色んなものを捨てなくてはならない。
交換するのはシールではなく、お金。
黒く光った靴に白い靴下。
裸足で感じた地球は、
靴と靴下とアスファルトを通して感じる。
砂場で水遊びをして母を困らせる事はもうない。
思い出を残したまま、
子供から大人へ、
シールからお金へ。
大きいシールは一万円、
ぷっくりしたシールは五千円、
匂いのするシールは千円、
その他五百円。
小学生の夢と希望の詰まったそれには、
付加価値がついてくる。
誰かがどこかでみて、勝手につけてくる。