ただずっと、君が好き
7.女子会と少女
翌日の土曜日、私と沙奈ちゃん、夏希の三人で遊ぶことになった。
昨日の夜のうちに二人に報告していたら、直接、詳しく話せと言われた。
詳しくも何もと思ったけど、ただ純粋に二人と遊びたかったし、まあいいかということで。
待ち合わせ場所である駅前の噴水に一番に着いた私は、意味もなくスマホを付けては消して、二人を待つ。
時間の確認とかではなかった。
昨日の今日なのに、私は心のどこかで天形から連絡が来ることを期待している。
来るのはあの苛立つメッセージかもしれないと思うと、来てほしくないとも思うけど。
「ひーなーたっ」
ぼーっとしていたら、夏希に後ろから押された。
「おはよう、夏希」
「おはよう。相変わらず反応が薄いなあ、もう」
夏希はつまらなそうに私の首にそっと触れた。
私は夏希から逃げる。
両手を顔近くまで上げている夏希の表情は、なんだか活き活きしているように見える。
「首は苦手なのは変わらないのねえ」
首をガードしながら、夏希と向き合う。
夏希は楽しそうに近寄ってくる。
「……なにしてんの」
そんな私たちの間に、呆れた表情をした沙奈ちゃんがいた。
「おはよ、沙奈。いやね、ひなたって首を触られるのが苦手だから、遊んで暇つぶししようかなと」
昨日の夜のうちに二人に報告していたら、直接、詳しく話せと言われた。
詳しくも何もと思ったけど、ただ純粋に二人と遊びたかったし、まあいいかということで。
待ち合わせ場所である駅前の噴水に一番に着いた私は、意味もなくスマホを付けては消して、二人を待つ。
時間の確認とかではなかった。
昨日の今日なのに、私は心のどこかで天形から連絡が来ることを期待している。
来るのはあの苛立つメッセージかもしれないと思うと、来てほしくないとも思うけど。
「ひーなーたっ」
ぼーっとしていたら、夏希に後ろから押された。
「おはよう、夏希」
「おはよう。相変わらず反応が薄いなあ、もう」
夏希はつまらなそうに私の首にそっと触れた。
私は夏希から逃げる。
両手を顔近くまで上げている夏希の表情は、なんだか活き活きしているように見える。
「首は苦手なのは変わらないのねえ」
首をガードしながら、夏希と向き合う。
夏希は楽しそうに近寄ってくる。
「……なにしてんの」
そんな私たちの間に、呆れた表情をした沙奈ちゃんがいた。
「おはよ、沙奈。いやね、ひなたって首を触られるのが苦手だから、遊んで暇つぶししようかなと」