ただずっと、君が好き
そして沙奈ちゃんは近江君を探しに行ってしまった。
「これでもう大丈夫だね。冬花ちゃん、お菓子買って待ってようか」
「ふーか、お金もってないからお兄ちゃん来るまで、我慢する」
夏希は冬花ちゃんに近寄ろうとするけど、冬花ちゃんに逃げられる。
その反応がショックだったらしく、夏希は落ち込む。
「また、怖がらせちゃったね。でも、さすが嵐士君の妹。しっかりしてる」
すると、夏希のその言葉が嬉しかったのか、冬花ちゃんは夏希の前に立った。
その隙に、私は足が痛くなってきたから、立ち上がる。
体を伸ばしていたら、沙奈ちゃんが一方的に近江君に文句を言いながら歩いてくるのを見つけた。
近江君は笑顔で聞き流している。
「冬花ちゃん、お兄ちゃんが来たよ」
冬花ちゃんに教えてあげると、目が輝いた。
そして近江君の姿を探し、見つけた瞬間走っていってしまった。
私と夏希は、歩いて冬花ちゃんを追いかける。
「お兄ちゃん!」
「一人にしてごめんね、冬花」
近江君は優しい目をしていた。
根拠は何もないけど、それが偽物ではなく本物だと思った。
「本当、こんな小さくて可愛い子一人にするなんて、どういう神経してるんだか。誘拐でもされたらどうするつもり?」
「これでもう大丈夫だね。冬花ちゃん、お菓子買って待ってようか」
「ふーか、お金もってないからお兄ちゃん来るまで、我慢する」
夏希は冬花ちゃんに近寄ろうとするけど、冬花ちゃんに逃げられる。
その反応がショックだったらしく、夏希は落ち込む。
「また、怖がらせちゃったね。でも、さすが嵐士君の妹。しっかりしてる」
すると、夏希のその言葉が嬉しかったのか、冬花ちゃんは夏希の前に立った。
その隙に、私は足が痛くなってきたから、立ち上がる。
体を伸ばしていたら、沙奈ちゃんが一方的に近江君に文句を言いながら歩いてくるのを見つけた。
近江君は笑顔で聞き流している。
「冬花ちゃん、お兄ちゃんが来たよ」
冬花ちゃんに教えてあげると、目が輝いた。
そして近江君の姿を探し、見つけた瞬間走っていってしまった。
私と夏希は、歩いて冬花ちゃんを追いかける。
「お兄ちゃん!」
「一人にしてごめんね、冬花」
近江君は優しい目をしていた。
根拠は何もないけど、それが偽物ではなく本物だと思った。
「本当、こんな小さくて可愛い子一人にするなんて、どういう神経してるんだか。誘拐でもされたらどうするつもり?」