初恋の日記
「え、、?」


「まれ?間違ってたかな?

韓国語、俺に、教えて」


「あ、分かった。名前は〜、」


「りょう、りょーでいい」


りょーが貸してくれたハンカチで涙を拭くと


りょーの顔が見えた。


世に言うイケメン。


「俺韓国好きなんだ。

アメリカにも行ってみたい」


「りょーは韓国語うまいのに

まだ習うの?」


「うん、俺将来韓国でアイドル目指すんだ」


「へぇ〜」


「何その興味なさそうな感じの返事」






りょーが夢の話をしてる時


凄く生き生きしてて


凄く胸が高鳴る感覚があった。


初めて日本でできた《友達》に


嬉しさを感じたんだと思う


いつのまにか私も自然と笑顔になっていた。




喋ってる間に日が暮れて


全く勉強できなかった。


「明日から勉強しよ!な?

お詫びにアイス奢るから!」


「私はそんな簡単に引っかかる女じゃない。」


「いちご「のった。明日から勉強する」


いちごに勝てるものはない


「早っ、分かったちょっと待ってて」


コンビニの外で待ってると


部活が終わったのか


私と同じ格好をした女の子達が楽しそうに


歩いている。



これからどうなるんだろう。


学校生活。慣れるといいんだけど。


私もいつか女の子の友達ができて


遊んで勉強してお泊まりなんかしたりして


楽しく過ごせる時が来るのかな。





「つんめった!!」


「ぼーっとしてたから、目覚めた?」


「おかげさまで!!」


と睨み付けるとりょうは笑顔で


「ごめんごめん」


と言ってきた。


どうやら私はりょうの笑顔に弱いみたいです。


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