先輩に愛されすぎて。
「え…あ、悪い。」


低い声で言った彼に俊さんは顔を背け


謝った。


「か、会長さん…
は、離して…ください…」


私はと言うと、ずーっとイケメンに


抱きしめられてもう心が限界。


「あ、ごめん」


パッと手を離されたんだけど、まじまじと


見つめられる。


「何かついてますか…?」


「その、"会長さん"ってやめて?
俊のこと名前で呼ぶんなら俺も名前で。」


呼んでよ、と優しく腕を掴まれる。


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