先輩に愛されすぎて。
「私…っ…祐さんが好きです…」


「え!?「俊、黙って?」


私の言葉に続きがある事をまるで


先読みしたように


一番声を大きくあげた俊さんを


祐さんが黙らせた。


「たっくんにも告白されて…
だけど…ずっと…ずっと、私の頭の中には
祐さんがいるんです」


「ふふっ…そっかそっか。
嬉しいな」


「祐さんが大好きなんですっ…」


「俺もだよ」


ふんわりと祐さんの匂いに包まれた。


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