先輩に愛されすぎて。
恐る恐る聞いたであろう俊さんに


祐さんは淡々と言った。


「わ、私も?」


「当たり前。1限目はずっと抱きしめてたい」


ダメ?と言う祐さんが可愛くて…


「わ、私もここに…」


つい、言ってしまった。


「わかった。先生達には俺から何か
言っておくよ」


「ありがと、俊」


「いーえ。お前謝れよ?
そんで、俺にはジュース奢れ」


「分かったよ」


「じゃーな」


パタン…と扉が閉まった。

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