先輩に愛されすぎて。
「で、彼氏にしてくれるの?
答えて欲しいなぁ…?」


「わ、私なんかで…
その…よければ」


……


なんで沈黙!?


私の答え方がいけなかったのかな!?


ど、どうしよ…


「ゆ、祐さ…わっ!?」


祐さんの顔を覗こうとしたらまた


抱きしめられた。


「もぉ…可愛すぎるから。
俺、桃香じゃないとダメ」


え。


「か、可愛い!?
私が…?」


「…?
桃香以外誰がいるの?」


面白いね、なんて言いながら私の


頭を撫でる祐さんに離してもらったのは


数十分後だった。


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