先輩に愛されすぎて。
みんなからの視線がすごく痛い。


「なんであんな子が…祐先輩に触れてるの」


「マジでなんなの?!」


そんな声もいっぱい聞こえる、


それだけど祐さんは絶対に私の手を


離さないんだ。


「いい、絶対に離さないから。
付いてきて」


「はい…」


人で溢れかえる廊下をなんとか通り過ぎて


やっと職員室に到着。


「失礼します」


祐さんが職員室と書かれた看板がかかって


あるドアを開けて私を入れる。


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