先輩に愛されすぎて。
「ハハッ、2人とも頭を上げて。
こちらに来てくれるかい?」


校長先生は私達に椅子に座るよう


指示を出す。


「ほら、木下さん。どうぞ」


祐さんは淡々と歩き私の座る椅子を引いて


くれる。


「あ、え、あ…ありがとうございます…」


「うん」


祐さんも私の隣に座り校長の話に


耳を傾ける。


「木下さんだよね?
えっと、この学校は会長の山口くんと
校長の私でこの学校をほぼ仕切ってる
っていう感じなんだけど…」


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