先輩に愛されすぎて。
「えっと…仲良し…です…か?」


「木下さんも面白い子だね。
私、気に入ったよ」


校長と祐さんに笑われた。


「あー、ごめん。転入届けだったね。
ここにサインしてくれるかな?」


書類を机の上に万年筆と置かれる。


「はい。」


万年筆でスラスラと名前を書いた。


「木下さん、達筆だねぇ」


校長に提出するとそう言われた。


「あ…書道やってたんで。
そこでペン字も。」


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