先輩に愛されすぎて。
私は幼稚園の頃から書道を習い、


いちよ、段も持っている。


「すごいなぁ。尊敬するよ」


「え!?いえいえ…」


「字が綺麗で顕著で美人で…
これは、この学校でモテるね…」


「校長」


「あ!ごめんね…
会長に怒られちゃったよ」


苦笑いする校長。


「じゃあ、木下さんのクラスは2年A組ね。
山口くん、案内してあげて。」


「はい」


席を立ちまた礼をして教室へ向かう。


< 22 / 122 >

この作品をシェア

pagetop