先輩に愛されすぎて。
たっくんに聞こうと顔を上げると


顔を真っ赤にしていた。


「え?」


「ごめん、なんもない」


そっぽを向かれノートについて聞くことも


出来ず授業が終わった。


机の中にノートを入れて片付けていると


「ねぇねぇ」


前の席の女の子に声をかけられた。


「え、私?」


「うん!」


「えーっと…」


この子の名前は…


「あ、私は真美!桃香ちゃんだよね?
桃香って呼んでいい?!」


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