先輩に愛されすぎて。
入ったところで沈黙が破られた。


「なに?」


たっくんが止まったからの私も止まる。


「桃香が…好きだ…。
小さい頃から…ずっと好きだった」


「え」


祐さんに告白されたばっかりで…


戸惑っている時にたっくんからも告白…


「もしかしたら、桃香は会長が好きなの
かも知れない。だけど俺の気持ちはこれだから」


最後に少し早口でそう言いたっくんは


私を置いて走っていった。


「え!?たっくん!!」


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